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経理キャリアのスキルアップ ②デジタル時代の経理スキル
自己紹介
私自身は、プロフィールにも書いていますが、東証一部上場の古い会社に新卒入社し、現場、営業を数年、あとは経理でかれこれ20年近くやっています。
若い時に経理部門に異動しましたが、その時点では簿記2級を持っていました。
異動してから半年ほどで1級、2年ほどでUSCPAを取得し、経理業務は、単体・連結決算(DIVA導入)、税務(申告書作成・固定資産管理)と一通り担当し、今は管理職です。
経理で必要だな、と思ったスキルを書いてみたいと思います。
パソコンスキル
エクセル
やはりエクセルは重要です。スキルとしては、ショートカット、関数、ピボットは極めましょう。
VBA(マクロ)については、得意な人はいろいろ作りこんでいると思いますが、できて当然みたいな雰囲気の職場でなければ、引継ぎされたものはなんとかメンテナンスできる程度で十分です。ただ、基本業務がVBAで構築されているとメンテナンスだけでもしんどいかもしれません。
ワード
普通に使えれば十分だと思います。
アクセス
結構、個人的には作りこんでいましたね。しかし、引継ぎは結局、システム部にメンテナンスお願いしました。私の会社で言えば、ライセンスは全社員分払っていますが、使っているのは10%もいないような。新規に何か作れる人は1%くらい?
確かに、エクセルでは途方もなく複雑になる処理が、え?っていうくらい簡単になるパターンはありますが、引継ぎを考えたら積極的には使わない方がいいです。
オフィス365
個人的な予想ですが、オフィス365を導入しているなら、データの共有については、これからはSharePointとPower Automateの組み合わせで効率化を進めるのが主流になると思います。
まとめ
エクセルのショートカット、関数、ピボットを極めましょう。VBAまでは踏み込まなくていいと思います。
資格はどのくらい役に立つの?
簿記
簿記はよく知られているので、会社からの評価を考えると、とった方がいいです。
3級はあまり評価されません。2級をとりましょう。1級もできれば。
実務では、決算業務に関係が深いですが、引継ぎがしっかりゆっくり行われる環境ならとってなくてもそれほど支障ないかもしれません。そうでなければとっておくとスムーズに決算業務に入れます。
USCPA
USCPAも、会社からの評価を考えると、とった方がいいです。実務では、海外子会社の決算書が苦手意識なく読めるようになります。今はIFRSでは?という疑問もあるかと思いますが、米国の会社法や税法も学べるし、何より英文の決算書が苦手ではなくなります。また、英語が得意でUSCPAを持っていれば、外資系への転職で有利だと思います。
税理士、会計士
税理士、会計士は、会社からの評価、実務、転職、すべてにかなり有利に働くと思います。
意欲、能力、時間があればぜひチャレンジしてください。
まとめ
会社からの評価と、実務を深く理解できるようになることを考えると、簿記2級は頑張りましょう!