文系経理がAIに挑戦!
AIは今大変なブームとなっています。
興味はあったものの、何ができるのかよくわからないので、経理とは無関係だろう、とスルーしてきました。
インターネットが登場した時も、衝撃を受け、興味を持ち、ちょっとかじったものの、振り返ってみると経理で生きる上では、サーバー、HTML、JAVAなどの知識は全く不要でした。そんなことよりエクセルでした。(余談ですがJavaHouseの高木浩光さん怖かったです)
自分が経理部門で管理職となり、スキルのインプットもあまりなくなり、過去の蓄積で残りの会社人生は逃げ切れそうだな、とみえてきたとき、挑戦するものがなくなるとつまらん、という気持ちがでてきました。
では何をやろう?そう思ったときに、もやもや感じていたことを整理します。
・自分が興味があること
・今の経理の仕事に活用できること
・業務効率化ではなく分析力にプラスになるスキル(管理職としてプラスになるスキル)
そこでAIです。いろいろ調べてみて、AIはインターネットとは違うと考えを改めました。AIは今までにない『分析』ができます。仕訳からのエラー値検出、業績分析など、機械学習には経理の仕事をガラッとレベルアップできる可能性を感じました。
もちろん、本職レベルは無理ですが、ちょっとでも動かせたら面白そう!と思い立ち、取り組むことにしました。
システム経験なしの文系経理で大丈夫かな?という不安もありますが、いくつになっても挑戦です!
Pythonの基本
調べてみると、機械学習用のプログラム言語はPythonが人気のようです。
早速、anacondaをインストールし、Jupiter Notebookで思いつくことをやってみました。
(思いついたことの例)
仕訳データから3カ月連続で一定以上の計上がある取引先別の科目で、極端に計上額が小さくなっている仕訳を抽出し、経理課員にロボットがメールする。
・過去3つ(3カ月分)の仕訳データCSVから取引先別科目別に一定額以上継続している取引を抽出
・締める前の当月仕訳データCSVの対応する計上が一定額以下のものを抽出
・メールはPythonからJSONファイルをGASに投げてそこからメール
他にもいくつか試して、Python操作は大丈夫そうになったので、いよいよ機械学習のライブラリです。
セミナー
Pythonも触れるようになったので機械学習のライブラリの操作です。
ここからは、独学もいいけど教えてもらうスタイルでやってみようと思い、2018年夏頃から2カ月間ほど、機械学習を目的としたPythonと数学のセミナーに行きました。
文系経理、システム経験なし、転職予定なし、若くない、と異質だったと思いますががんばりました。結果、Pythonは、まあ、大丈夫でしたが、数学が全然わからない・・・
セミナーの数学、線形代数、微分積分、確率統計、情報理論に拒絶反応が。数学がムリで文系になったのに。最後、恥ずかしながら修了試験は逃げました(受けませんでした)。
数学がわからないと仕組みがわかりませんが、仕組みがわからなくても、機械学習はデータを投げれば予測・分析が返ってくるので操作はできます。でも、それでは面白くないです。ちゃんと理解したい、しかし、数学がわからないと理解できない、ということで課題は数学です。
高校生の数学
文系高校数学のうち、セミナーでよく出ていたけど「なんだっけ?」というところを勉強です。
・坂田アキラの指数・対数が面白いほどわかる本
・坂田アキラの三角関数が面白いほどわかる本
理系高校数学で足りない部分を勉強します。
・坂田アキラの数Ⅲの微分積分が面白いほどわかる本
この3冊はまだやっています。いまだにスラスラできませんが、だいたいはわかりました。
勉強期間は、主に2018年後半から2019年ですが今も勉強しています。
G検定
2019年の夏くらいから勉強して、2019年11月9日に合格しました。
合格率はなんと70%と高いです。
G検定2019年第3回
合格しました!
内容は、言葉でAIが説明できる、ようなイメージです。エンジニア向け、本職向けにはE資格があります。
G検定の勉強で使った教材
・G検定ジェネラリスト
・G検定公式テキスト
今でも『暗記メーカー』アプリでたまに復習しています。
線形代数
勉強期間は、2020年春くらいから今もメインで勉強しています。
AIに線形代数は必須みたいですが、今の高校生は授業範囲ではないそうです。
AI時代にどういうことなのでしょうか?
日本が心配になります。
大学1年生向けの本で勉強しましたが、初心者向けのはずなのによくわかりません。
今度は自分が心配になります。
助かったのは教育系YouTuberのヨビノリさんです。
YouTubeで『予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」』をみて、書籍『予備校のノリで学ぶ線形代数』を読んで、ちょっとわかってきました。
2021年は加藤文元先生の『数研講座 大学教養 線形代数』に取り組んでいます!
・置換から説明される行列式
・ベクトル空間と部分空間
あたりで脱落しました😭
繰り返していけばいずれドアは開かれる!かも?
確率統計、情報理論
軽い本は読みましたが、足踏みしています。
2020年なんとか開始
レベル的にはまだまだですが、2020年には機械学習で経理業務にいくつか取り組みました。なんとか『始める』ことはできたと思います。
数学をYouTubeで学ぶ【無料】
やはりヨビノリさんはお薦め!(2021.3)
高校の理系数学も初めて学ぶことなので、受験生向けも見ています!
鈴木貫太郎先生はわかりやすい。(2021.3)
機械学習をYouTubeで学ぶ【無料】
YouTubeで機械学習の動画をちょくちょく見ていますが、大阪府立大学の上杉徳照先生のチャンネル(初心者向け)がお薦め!凄いわかりやすい!無料!いい時代ですね。これだけ質が高い授業でも、ほとんどが再生回数100回もいっていないのは悲しい😢(2021.3)